スポーツ振興執行役員 宮澤ミシェルが、
フォトネス(運動療法)に特化した
障がい者デイサービス『ワーカウト船橋』の魅力に迫る!
宮澤ミシェル 対談 株式会社アニスピホールディングス 代表取締役 藤田英明
藤田社長が福祉業界に参入したきっかけ
ミシェル:藤田社長が福祉業界に入ったきっかけは?
藤田社長(以下敬称略):実はサッカーがきっかけでして、中学生の時にサッカーをするためにブラジルに8ヶ月くらい留学していたことがあるんです。でも、日本ではサッカーで全国大会にも行ったレベルなのに、ブラジルだとそこらへんの少年達と(サッカーのレベルが)あんまり変わらなくて、サッカーではただの普通の人レベルでした(笑)。それで、これはなんとなくサッカーでは無理っぽいなと思って、サッカーをやりながら大学にも通うようになりました。
そんな時にブラジルで感じた違和感があったんです。それは当時、ブラジルは貧困なのにみんな陽気でとっても元気でした。でも逆に日本は、暮らしは豊かなのに自殺者とかたくさんいてあんまり元気じゃなかった。そこで、当時のブラジルのように食うに困る絶対的な貧困ではなく、他の人と比べて感じてしまう相対的な貧困が多い日本をなんとかしたいと思うようになって、それを何で解決していけるかと考えた時に「福祉だな!」って思って、それで社会福祉の大学に進学しました。案の定、サッカーはダメでしたけど。
ミシェル:そういう話を聞くと、今、海外に留学する留学生が日本では減っているって言うけど、やっぱり若いうちに世界に出ていった方がいいですよね!
藤田:それは絶対に一回は世界に出た方がいいです。海外に行くとコテンパンにやられるからそれがいいです(笑)。日本人はたかだか1億人ぐらいだけど、海外に出たら他に69億人もいるので、そこでコテンパンにされたら、日本に帰ってきてからは他人に何を言われても全然気にならなくなりますから、もっと思い切って行動できるようなるじゃないですか!特にスポーツやっている人は絶対に一回、行った方がいい!コテンパンにやられるから(笑)。
ミシェル:福祉については、まずはどこから始められたのですか?
藤田:最初は22歳で大学卒業して社会福祉法人に就職して、お年寄りのおむつ交換とかをしていました。現場もやって、事務長もやって施設長もやりました。その間は22歳からずっと施設に住み込みで仕事をやっていましたね。そしてその後、26歳で起業しました。
ミシェル:福祉の仕事を一から全てを経験されてきて、起業されたのですね!
藤田:そうですね。介護の現場の仕事の中で、お年寄りの介護で困った方々から日々、相談があり、例えば親が認知症で、虐待してしまうとか、なんとなく意地悪してしまうとか。中には一人暮らしの方が勝手に夜中にお風呂に入ってしまって溺れてしまうとかもあって、それはもう国の制度だけでは救えないことばかりでした。それで、介護保険内と保険外の仕事をくっつけて、昼間はデイサービス、夜は家族の人が疲れたらいつでもうちに預けていいですよ!という全く新しいサービスを作りました!
ミシェル:夜ですか!たしかに介護する側からしたら、夜にいろんな事が起こるから大変ですよね。
藤田:そうなんです!年配の方が転んでしまったり、病院につきそうなど、介護側にとって一番大変なのが夜なんです。だから、もしもそんな事が起きてしまった時にいつでも預けられる所があると言うのは介護する側からすると、心理的にもとても楽なんですよ!
ワーカウト船橋で実践されるフォトネスと今後の展望
ミシェル:なるほど!それで夜はいつでも預けていいというサービスに取り組まれたのですね!そして今回このデイサービスに新たにフォトネスを取り入れているのはなぜですか?
藤田:運動療法は日本では遅れているのです。運動療法はアメリカとかヨーロッパでは進んでいて、向こうでは運動する事で鬱になりにくい効果が立証されているのですが、日本ではそう言うのがありますよ、ぐらいしかやっていない。
ミシェル:たしかに日本は、社会の中にスポーツが生活とひとつになっていないと思います。ドイツなんかは、生きるためにスポーツは当たり前って考えですよね。リハビリ施設とプロの施設がすぐ近くにあったりとか、スポーツと生活が一つになっています!日本とは全く異なりますね。
藤田:動物もそうです。日本の保護施設は隔離されていて、街中ではほとんどみない。でもドイツだと、どデカイお洒落なカフェと保護施設が併設されています。カフェでお茶しながら、あの犬可愛いな~って保護犬を見る事が出来るので、カフェをしながら動物を保護できる環境がある。また、保護する側も研修を受けていないと保護ができないなど、制度もしっかりしています。
ミシェル:そこでこのワーカウトに繋がるんですね。もうこの施設は障がいを持たれている方のリハビリではなく、トレーニング施設ですよね?
藤田:そうです。障がい者のデイサービスは生活介護と言うのですが、生活介護には運動するという概念がそもそもなく、あっても塗り絵とか手を動かす作業があるくらいで、ただ単純に預かる場所でしかないんです。でも運動をすると、ダイエットにもなるし、身体が健康になってくるから、自信もつくし、身体が動くから、心も健康になってきて元気になるんです。歩き方も変わってきて姿勢も良くなってくるので、どんどん日常が変わってきます。
ミシェル:そこら辺は現場で見てこられていかがですか?
髙橋課長:始めてからまだ一ヶ月も経っていないのですが、利用者の方の元気が全然違います!
ミシェル:それは素晴らしいですね!藤田社長としては、今後やはりこの施設をもっと拡めていきたい?
藤田:そうですね!まずはここを成功させて、全国に拡げていきたいです。ただ、まだこの業界にこの考え方がないので、浸透させていくのが大変ですね。でもブラジルでサッカーやっていた時と一緒で、こういうのは慣れているんで(笑)。もっと浸透させていきたいです。
お陰様で利用者の方の集まりもだいぶ早くて。だいたいこう言った施設は、一杯になるまで一年くらいかかるんですが、まだ一ヶ月も経っていないのに、もうだいぶ人数が集まってきているんですよ。だからこの施設を全国に拡げていく事もそうですが、今回のこのコロナショックの事もあり、今は生活保護を受ける方が増えてきているから今後、やはり鬱の人とかが必ず増えてくると思う。こうやって時代が変わってくると、その時による社会問題が出てくるので、今後はそういう時の社会問題を解決していきたいですね!
ミシェル:これはだいぶ色々と拡がりそうですね!今後の展開に期待が持てそうですが、新しいことを始めるにおいて恐さとかはなかったですか?
藤田:ないですね(笑)。僕は少しネジが外れている所があって、起業前に、起業して倒産したらどうなるかを知りたくて、26歳でホームレスを6ヶ月やってみた事があるんです。コンビニの廃棄の弁当をもらったり、日雇い労働を1万円でしたり、お金をもらったらホームレスのみんなと鍋パーティーをしたりと、楽しくやっていました !しがらみもなくて、とっても快適でしたよ!ホームレス。むしろ今もやりたいです。冬以外はですけど(笑)。
ミシェル:でも男にはそういう生活いいなってところが、どこかにあるよね!
藤田:ありますよね!今も休みって退屈なんで、365日休んでないです。夜は飲み行ったりしても、朝は必ず毎朝5時半に起きる生活をしています。
ミシェル:藤田社長みたいな存在が大切だよね!元アスリートが活躍してこうやっていてくれている事が大切で、こういう見本がある事が次の世代に繋がりますね!
藤田社長のメッセージ
ミシェル:最後に藤田社長からメッセージをお願いします。
藤田:スポーツって本能が目覚めてくるんだと思うんですよ。最近はツイッターとかの誹謗中傷なんかも問題になっていて、人間関係のしがらみを気にしすぎてしまう事もある時代ですが、そういったことも運動をしていたら忘れることができるし、障がい者の方も、そういったことを気にされる方が多いんですが、そんな事をスポーツを通じて解消していきたいですね!
ミシェル:これは必ず全国に拡がっていきますね!必要としている人たちがたくさんいますから。今後のご活躍を期待しています!本日はありがとうございました。
施設紹介
《キックボクシング》
立つ、座る、歩く、走るといった日常的動作をスムーズにかつ安全に行えるように、身体機能を高めバランスの良い身体を作るための「動き」と「筋肉」を鍛えるトレーニングです。
初めての方でも安心して行える、筋力トレーニングの「ファンクショナルワークアウト」と、バランス力や体力の向上効果を期待できる、全身ストレッチトレーニングの「ファンクショナルボディストレッチ」、身体の機能を高める全身トレーニングを有酸素運動と組み合わせる「ファンクショナルインテンシティ インターバルトレーニング」があります。
《ヨガピラティス》
インナーマッスルを鍛えるエクササイズで、身体のゆがみの改善や深い呼吸法によるリラックス効果も得られ、自律神経やホルモンバランスを整えます。
その他、食事も1食600円で、高タンパク、低脂質、低塩分の栄養バランスと味にこだわった昼食をご提供していて、もちろん入浴も対応しています。
船橋市、習志野市、八千代市、千葉市であれば送迎も可能です!
宮澤ミシェルのここがすごい!
【生活介護】障がい者デイサービス
ワーカウト船橋
住所:船橋市前原西8-24-8 (新京成線 前原駅より徒歩10分)
〈ご利用希望・見学のお問合せ先〉
ワーカウト船橋 担当:加瀬080-7224-4691(受付:月〜金 9:00〜18:00)